バストアップサプリのメリット・デメリット

まずバストアップサプリのメリット・デメリットを簡単にまとめてみました。
▼メリット
- バストアップ効果が期待できる
- 美肌になる
- 豊胸より費用が安い
- 好きなタイミングで手軽にできる
- PMSの緩和
▼デメリット
- 副作用が出る恐れがある
- 効果に個人差がある
- 効果が出るまでに時間がかかる
一見これだけ見るとメリットの方が目立ち良いことづくしに見えますよね。手軽に試せる分、副作用があることを忘れがちです。これからバストアップサプリを検討している方も副作用について正しく理解してから検討してみてください。
バストアップサプリを飲むと副作用が起きるって本当?
バストアップサプリを飲んでいる56人の方を対象に「副作用が起きたかについて」アンケート調査を行いました。その結果がこちらです。
「はい」と答えた人…23%
「いいえ」と答えた人…77%
全体の約4分の1の人が何かしらの副作用を感じたと答えていることがわかりました。この数字は極めて高い数字と言えます。では、一体どのような副作用を感じたのかアンケートの声をご紹介していきます。
どんな副作用が起きるの?
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のろろん | 20歳 | 吐き気
吐き気を感じました。
飲んだあと数時間は少し吐き気のようなお腹の辺りが落ち着かない状態が続きました。
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むー | 26歳 | 生理不順
生理が来なくなった…
飲み始めました月は生理が来ませんでした。辞めてからすぐに通常の生理周期に戻りました。
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みー | 28歳 | 肌荒れ
ニキビがたくさんできました
バストアップサプリを飲んでいた頃、ずっと肌が生理前のように火照って油っぽく、ニキビがたくさん出ていました。やめてしばらくしてから、時間をかけて徐々に収まっていきました。
バストアップサプリによる副作用は、以下のものが挙げられます。
- 吐き気
- 腹痛
- 頭痛
- 生理不順
- 不正出血
- 肌荒れ
上記以外でも副作用が起きている事例はたくさんあり、人によって症状は様々です。
なぜ、このような副作用が起きてしまうのか?
それはバストアップサプリから摂取される女性ホルモンと大きく関係しています。
副作用が起きる原因ってなに?

これらの原因は、バストアップサプリに含まれる女性ホルモンと同じ働きをする成分と関係しています。中でも植物性エストロゲン「プエラリアミリフィカ」は大豆の約40倍も女性ホルモンを活性化すると言われる強い成分で、このような成分の過剰な摂取によりホルモンバランスが崩れてしまいます。
実際に副作用が起きた人に、どんな主成分のバストアップサプリを飲んでいたのか調査したところこのような結果が出ています。
「副作用が起きたバストアップサプリの主成分は何ですか?」
プエラリア・ミリフィカ…82%
イソフラボン…6%
レッドクローバー…6%
その他…6%
約8割の人がプエラリア・ミリフィカが主成分のバストアップサプリを飲んでいたことがわかると思います。女性ホルモンに大きく影響を与えるような成分のサプリを飲む場合は十分に注意しなくてはなりません。
ホルモンバランスを崩す飲み方が原因
さらに追い打ちを掛けるのがホルモンバランスが乱れる飲み方です。
女性ホルモンは「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があり、月経周期と連動して絶妙なサイクルで回っています。

画像:たるみ向上クリニック
この女性ホルモンと同じく、バストアップサプリの中に含まれる成分には「エストロゲンに似た働きをする成分」と「プロゲステロンに似た働きをする成分」があります。
バストアップサプリを飲む時は、時期の見極めとエストロゲン系・プロゲステロン系どちらのタイプのサプリなのか把握してから飲む必要があります。
なぜかというと、体内ではプロゲステロンが優位な時期に「エストロゲンに似た働きをする成分」を摂取すると体のサイクルが乱れ、PMSの悪化や不正出血など不調が起こってしまうからです。
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しの | 41歳 | 生理不順
生理中も飲んでいました
規定量を起床後に飲んでいました。生理中も飲んでいましたが、女性ホルモンに作用するサプリだったのためか、生理不順になり使用を中止しました。後から、生理前後は飲まない方が良いというような事を知りました。
過剰摂取による原因
先程も少し話に出てきましたが、女性ホルモンはたくさん摂取すれば良いというわけではなくバランスがとても大切なのです。たくさん飲めば効果が大きいと思って、ついついたくさん飲んでしまった方も中にはいるかもしれません。しかしこの「過剰摂取」こそが、副作用を引き起こす原因になるのです。
実際にアンケートでもこのような方がいました。
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むー | 26歳 | Aカップ
規定量よりも多く飲んでいました
私の場合は早く確実に効果を得たいという気持ちが強かったため、1日1~2錠の摂取量と記載されていたのにも関わらず起床後と夕食後に2錠ずつ飲んでいました。規定の倍飲んでいたせいなのかホルモンバランスも崩れたようで生理が来ませんでした。将来妊娠を望んでいたので怖くなり服用を辞めました。
体質に合っていない可能性
中には体質によりバストアップサプリを飲むだけで副作用が起きてしまう方もいます。また、アレルギーを持っていて特定の成分が合わないこともあります。体質が合わない場合は、絶対に無理はしないでください。
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伊藤翔子| 34歳 | 生理不順
薬が効きやすい体質のせいかも?
薬やサプリメントなど比較的効きやすく、ちょっとした事ですぐに生理不順になるなどやホルモンバランスが乱れやすい体質です。
副作用を起こさないためのポイント

ここでは副作用を起こさないためのポイントご紹介します。
飲む量・回数を調節する
決められた量よりもはるかに多く取り入れている方が、副作用を引き起こしやすいと言えるでしょう。もちろん、1度に飲む量もそうですが、飲む回数が多くてもNG。しっかり決められた回数や量を守って、摂取するように心がけましょう。
空腹時に飲まない
空腹時は吸収率が上がりより効果が出やすくなると言われていますが、実は胃への負担も大きいのです。また、吸収率が上がることで強く効きすぎて副作用が出やすくなっている可能性があります。副作用を起こさないためにも食後に飲むのをおすすめします。
生理中の服用を控える

他にも生理中に飲んでしまうことも、副作用が起きてしまう原因です。生理中はエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が少なくなり、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が多くなる時期です。この時期はホルモンバランスも乱れやすくデリケートな状況とも言えます。
またこの時期にプエラリアミリフィカのようなエストロゲン系のサプリを摂取してしまうと、生理周期が乱れる可能性があるのです。これが頭痛・吐き気・生理が重くなるといったことにつながります。
バストアップサプリを併用しない
バストアップサプリ同士の併用はホルモンの過剰摂取を招くためNGです。また。バストアップサプリに関わらず、ピルの服用やホルモンの注射など、女性ホルモンに作用するようなものとの併用は危険です。
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ゆうな| 19歳 | 生理痛の悪化
ピルとの併用が原因?
規定量を超えるような事はしたことがないが、これより前から生理痛を和らげる効果のある避妊薬も飲んでいた。もし併用している飲み方のせいで生理痛が悪化しているのなら、なんとかしたいとは思う。
食品からの摂取は基本的に問題ないとされていますが、バストアップサプリを飲んでいる期間は女性ホルモンに作用するような食品(豆乳など)も過剰に飲んだり食べないように気を付けましょう。
副作用が起きた時の対処法は?
副作用が起こったときにどのような対処をしたのか実際の声をご紹介します。
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まりあ| 30歳 | 不正出血
すぐに婦人科に行きました
まさか副作用が出るとは思っていなかったのですが、飲み始めて4日くらい経った日から不正出血が起こりました。生理が来てすぐのことだったので、おかしいと思って近くの婦人科に受診したところ、サプリメントが原因だと言われてしまいました。それからサプリを控えるようにしたら不正出血が止まりました。
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かぼ| 26歳 | 肌荒れ
野菜中心の食生活にしました
サプリを飲み始めて、今まで起きなかった肌荒れに悩まされるようになりました。なのでたんぱく質などの豆類を積極的に食べるようにし、野菜中心の食事を心がけました。そうすると、肌荒れは収まっていたように感じました。また、飲み方も1日の摂取量を少し減らすようにしました。
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ゆかふぃ| 22歳 | 生理不順
体調を管理するようになりました
生理不順が治って1ヶ月後にまた飲み始めましたが今のところ副作用はでていません。生理不順の副作用が怖くなったので、今は生理がきたら日付を覚えておいて、副作用がでていないかどうかをチェックするようにしています。
アンケートからもわかるように副作用が出たら直ちに服用を中止し、病院を受診することが大切です。軽度の副作用で様子を見る場合は、1回の量を少なくしたり、生理に乱れがないか自己管理を徹底するようにしましょう。
また、生活習慣も見直し、食事のバランスもしっかり整えることが大切です。バストアップ方法はサプリだけではありませんので、自分に合った健康的なバストアップ方法を探して行くようにしましょう。
- 服用を中止し、病院へ
- 1度の量を減らす
- 生理中は避ける
- 他の主成分のサプリ
- 自己管理を徹底する
正しい飲み方は?
正しく飲む方法は、メーカーによって異なります。摂取する時は余分な成分が入っていないお水で飲むようにしましょう。
また、生理周期に合わせて「エストロゲン」と「プロゲステロン」のどちらが優位になっているか把握することが大切です。エストロゲンが優位な時は「エストロゲン系サプリ」を、プロゲステロンが優位なときには「プロゲステロン系サプリ」を飲むことが上手な飲み分け方です。
バストアップサプリを飲んではいけない人!

誰でも気軽に飲めてしまうものですが、中には飲んではいけない方もいます。それは以下の通りです。
妊活中、妊娠中、授乳中
妊娠するとエストロゲンが減少して、プロゲステロンの分泌が増えます。これが妊娠中では普通の状態なのですが、バストアップサプリによってエストロゲンを過剰に増やしてしまうとバランスが崩れます。また、ホルモンバランスも安定しない時期なのでサプリの摂取は絶対にNGです。
未成年
未成年はまだまだ成長期。だからこそ、バストアップサプリを摂取して、過剰に女性ホルモンを増やしてしまうのは危険です。また未成年であればバストアップサプリを摂取せずとも、ホルモンの分泌が活発な時期なのでサプリは必要ありません。
婦人科系の病気・癌の人

バストアップサプリの主成分でもある「プエラリア」は、植物性エストロゲンが入っています。過剰に摂取してしまうと「子宮筋膜」を引き起こす可能性もあるのです。また、すでに乳がんの場合、エストロゲンを摂取することでがん細胞の中のエストロゲン受容体結びついてしまうため、がんを促進させてしまう恐れがあります。
ピルを飲んでいる人
ピルには女性ホルモンの分泌量をコントロールする役割があります。そして黄体期のホルモンバランスも一定に保ってくれます。バストアップサプリの成分の中にはエストロゲンと同じ働きをするものから卵胞ホルモンの分泌を活発してしまうものもあります。
これらの作用が同時に働いてしまうことによって、女性ホルモンバランスが乱れえてしまい、さまざまな不調を感じることになるのです。
まとめ
バストアップサプリは気軽なものですが、安易に飲みすぎるのも危険。副作用が出る可能性もしっかり考えていかなくてはなりません。もしそれでも取り入れる場合は、摂取方法や容量を必ず守り何かあった場合はすぐに摂取をやめるようにしましょう。