頬がたるんでできたしまったほうれい線は、短時間でパッと消すことはできません。
エイジングケア化粧品でお手入れを行ったり、表情筋を鍛えたりする必要があります。
しかし、メイクによってたるみやシワを目立たなくすることは可能です。
今回は、ほうれい線を目立たなくするメイク術を披露します!
メイクアイテムの選び方やメイク術、実はNGなメイク方法までお伝えしていきますので、ほうれい線に悩んでいる方はチェックしてみてください。
ほうれい線を目立たせないアイテム選び
メイクには、ベースメイクとポイントメイクの2種類あります。
それぞれ選び方のポイントをおさることができれば、メイクの仕上がりに大きな差が出てきます。
ベースメイクの選び方
まずは、ベースメイクに使用する「化粧下地」「ファンデーション」「フェイスパウダー」の選び方のポイントをご紹介していきます。
化粧下地

化粧下地は、シリコン入りのものがおすすめです。
シリコン入りの化粧下地は、肌の凸凹をカバーしてくれるので、滑らかな肌に仕上げてくれます。
また、皮脂分泌を抑えてくれるので、化粧崩れしにくく、午後も安心して過ごすことができます。
ファンデーション

ほうれい線をカバーするには、リキッドファンデーションがおすすめです。
肌にぴたっと密着し、ツヤや立体感を出してくれます。
また、エイジング用のメイクとして、BBクリームやCCクリームも人気を集めています。
BBクリームは、もともとは肌の炎症を抑え、赤みをカバーする保護クリームとして発売されていました。抗炎症作用のある成分や保湿成分が入っているのが特徴です。リキッドよりもクリームに近い使用感です。
CCクリームは、BBクリームよりもさらに軽い使用感で、肌の色味をキレイに見せてくれます。
フェイスパウダー

ファイスパウダーは、ファンデーションを密着させ、化粧崩れを防ぐ役割を担います。まさに、ベースメイクの仕上げです。
ほうれい線をカバーするのであれば、ルースタイプ(ルースパウダー)がおすすめです。透明感のある仕上がりになります。
さらに化粧直し用にプレストタイプも持っていると便利です。
化粧直しに、ファンデーションを塗る方も多いと思いますが、フェイスパウダーを活用することをおすすめします。
ポイントメイクの選び方
続いて、ポイントメイクに使用する「ハイライト」「チーク」「口紅」の選び方をご紹介していきます。
ハイライト

ハイライトはパール入りのものがおすすめ。パール入りのハイライトは光を拡散させる効果があるので、肌に自然な輝きを与えてくれます。
エイジング肌には、薄塗のベースメイクが基本です。
ハイライトで光の調整をして、シワやたるみを目立たなくさせましょう。
チーク

チークは、血色をよく見せてくれるだけでなく、頬をふっくらと見せて女性らしさを演出してくれるアイテムです。
やけに若々しい色のものや、自分の肌に合っていない色を選ばないことがポイントです。
肌なじみがよいものを選びましょう。
口紅

ほうれい線が目立たないようにするためには、口元の印象は重要になってきます。
明る過ぎる色や赤みが強い口紅をつけると、より一層ほうれい線を目立たせてしまう場合があります。
口紅も肌なじみがよい色を選ぶと、ほうれい線は目立ちにくいです。
ほうれい線を目立たせないメイク術
ここからは、ほうれい線を目立たせないメイクの仕方について話しをすすめていきます。ちょっと工夫するだけで、印象が変わるので、ぜひ見直してみてください。
①ほうれい線を隠すには、メイク前のスキンケアが鍵!
メイクアップをする前に、まず大切なのが保湿ケアです。
乾燥した肌は、たるみやシワの悪化につながります。また、乾燥すると皮脂が過剰分泌され、化粧崩れの元になります。
朝の洗顔後に、しっかりと化粧水で保湿し、乳液またはクリームを塗って、水分が蒸発するのを防いでください。
お肌が潤った状態を整えてから、メイクスタートです。
②ベースメイクでほうれい線を目立たなくする方法
化粧下地で凸凹をなくす
スキンケアが終わったら、早速化粧下地を塗っていきます。
化粧下地で、肌の凹凸を均一にしていきます。
化粧下地は少なすぎると、この次に塗るファンデーションがつきにくくなり、多すぎると、よれの原因になります。
ざっと塗ってしまいがちですが、隅々まで均一の伸ばしていきましょう。
【化粧下地の塗り方】
①パール粒2個分を目安に、手に取ります
②頬、おでこ、鼻、顎に、点々と乗せます

③内側から外側に塗りこんでいきます

④ほうれい線、目元まわりは、指の腹でポンポンと叩き込むように塗ります
「ファンデーションは厚塗りしない」が鉄則
ファンデーションは、薄塗を意識して塗ってください。
目元や口元など表情が動く部分にファンデーションを塗りすぎてしまうと、化粧が崩れてしまいます。
ファンデーションも均一に塗っていくようにしましょう。
【ファンデーション(リキッドファンデーション)の塗り方】
①頬の高い位置にファンデーションをのせ、内側から外側に伸ばします(左右同じく)
頬のファンデは、他の箇所より多めに!

②続いておでこも、内側から外側に向かって伸ばします

③鼻、顎も同様に、均一に伸ばします
④残ったファンデーションで、目元、口元に伸ばしていきます
※ブラシやスポンジを使う場合も「内側から外側に」を意識して伸ばします。表情がよく動く口回りや目元は特に気を付けてください。
フェイスパウダーでナチュラルに仕上げる
ベースメイクの仕上げを左右するフェイスパウダー。
パフをつかう場合は、粉がつきすぎる場合があるので、一度手の甲に試し塗りしてから、肌に付着させましょう。
ほうれい線を隠したいからと言って、ほうれい線にたっぷりつけるのはNG!
透明感あるナチュラルな肌に仕上げましょう。
【NGメイク】ほうれい線にコンシーラーを埋め込まない
よく雑誌でほうれい線にはコンシーラーを埋め込んで消すというテクニックを見かけます。

コンシーラーはほうれい線を隠すアイテムとしては不向きだと言えます。目元のクマ消しとして使用する方がおすすめですよ。
③ポイントメイクを活用!ほうれい線から目線をそらせる方法
ほうれい線を目立たなくする方法として目線をそらすという手法があります。
ポイントメイクも活用して、ほうれい線があるという印象を消しましょう。
口元編
年齢を重ねると口角も下がってきます。口角が下がると、顔全体がたるんだ印象になります。
【口角が上がって見えるメイク方法】
①クリームタイプのハイライトを下唇の左右の口角部分に塗ります。

②肌にのせたあとは、ぽんぽんと手でたたいて、肌に馴染ませていきましょう。
頬まわり編
肌なじみのよいチークを、頬の高い位置に入れていきます。ポイントを高くすることで、たるんだ顔が上がった印象になります。

目元編
女性にとって目元の印象は重要です。
歳をとると全体的に皮膚が下がってきますが、まぶたも下がりがちに…。下がりまぶたは、疲れた顔に見えたり、無表情の印象を与えてしまいます。
ビューラーを使って、根本からカールさせてください。まずそれだけで、顔の印象が大きく変わります。
また、まつ毛が少なくなってきたなと思ったら、まつ毛のケアも同時に行いましょう。
ほうれい線を上手に隠して、脱老け顔!
ほうれい線を消すメイク術をご紹介しましたが、いかがでしたか?
いきなりほうれい線を消すことは難しいですが、押さえるべきポイントを押さえれば、ご自身のメイクで若々しいお顔に見せることはできます。
また、ほうれい線がこれ以上悪化しないよう気をつけたいですよね。
スキンケアに関する記事もぜひ併せてご覧ください。