ビタブリッドCフェイスは、酸化しやすく滞留性がないと言われているビタミンCの美容効果がなんと12時間も続くとされており、モデルの平子理沙さんや美香さんも自身のスキンケアに取り入れているそうです。
さらに、ニベア青缶とのちょい足し使いで高い美容効果を発揮することでも話題になりました。
そんな注目の的である「ビタブリッドCフェイス」について、ビタブリッドジャパンさんのオフィスに直撃訪問し、気になる点をインタビューして来ました!
- ビタブリッドCは本当に効果があるの?
- ビタブリッドCのおすすめの使い方は?
- ニベアと一緒に使うと本当に効果倍増?
- ビタブリッドCを使ってピリピリしない?副作用は大丈夫?
同じように疑問を抱いている方や、ビタブリッドCを使ってみたいと思っている方は、ぜひ本記事をチェックにしてみてくださいね。
ビタブリッドジャパンに直撃取材
シミ・そばかすだけじゃなく、シワやたるみ、毛穴やニキビ・ニキビ跡などなど、さまざまなエイジングケア効果が期待できるのが、言わずと知れた万能成分ビタミンCです。
しかし、このビタミンCというものは、優れた美容成分でありながら、「酸化しやすく壊れやすい」「効果が続かない」「ピリピリする」といった弱点があり、取り扱いが難しい成分としても知られています。
言うなれば、その美容効果の高さから、もっとも化粧品に配合したい成分でありながら、化粧品に配合するのが難しい成分というジレンマがありました。
そんなビタミンCをいとも簡単に手持ちの化粧品に配合することができちゃうということで話題になっているのが「ビタブリッドCフェイス」です。
今回、「ビタブリッドCフェイス」について、ビタブリッドジャパンのマーケティング担当の方々にお話しをお伺いすることが出来ました。本記事では、代表してディレクターの山口さんにご登場をお願いしました。

株式会社ビタブリッドジャパン
マーケティングディレクター
山口さん
「ビタブリッドCフェイス」のブランドマネージャーとしてマーケティングを担当している山口さん。化粧品業界歴が長く、ご自身もあらゆるビタミンCコスメを試しており、色白ツヤツヤ肌はビタミンCのおかげと話す。今回、ビタブリッドCの良さを多くの人に分かってほしいと、取材を引き受けてくださいました。
やはり、なんと言っても気になるのがビタブリッドCの美容効果です。
ビタブリッドCを使うことによって、どのような効果が得られるのでしょうか?
ビタブリッドCの効果とは?
ビタミンCの効果が12時間続く
山口さん
詳しくはこの後にお話ししますが、ビタブリッドCは、そのビタミンCの効果を独自の技術によって、12時間持続させることに成功しました。
化粧品の成分について日々調査している身としては、それは願ったり叶ったりのお話しです!
ビタミンCの効果とは?
山口さん
健康で丈夫な皮膚を形成するために必要であったり、体の調子を整えるためにも使われています。
美容的な視点で言うと、メラニンの生成抑制や還元作用があることから、シミやくすみ対策にも効果的ですし、肌のハリを保つコラーゲン生成にも役立っています。
強力な抗酸化作用があるので、加齢に負けない肌へ整えてくれるエイジングケア成分でもあります。
◆ビタミンCの効果◆
- メラニンの生成抑制によるシミ・そばかす予防
- メラニン還元によるシミ・くすみ・色素沈着の改善
- コラーゲン生成による皮膚組織の形成
- コラーゲン生成によるシワ・たるみの改善
- コラーゲンの保護によるニキビ跡の改善
- 抗炎症作用によるニキビ・肌荒れ予防
- 皮脂分泌のコントロール作用による毛穴の引き締め
- ターンオーバーの正常化により肌のキメが整う
- 抗酸化作用による老化予防
- 体の調子を整える栄養サポート
山口さん

山口さん
しかし、ビタミンCと言えば、そのままの状態だと酸化しやすいなどのデメリットがありますよね?
本当に純粋なビタミンCのままで効果が発揮できますか?
ビタブリッドCのここがスゴイ!
特許技術を使ったビタミンC

山口さん
この掛け合わせには、ビタブリッドCの発明者が開発した特許技術が採用されており、それによって不安定だとされていたビタミンCの弱点を克服することができました。
ピュアビタミンCの弱点を克服
山口さん
しかし、ご察しの通り、残念ながらビタミンCにはそれが出来ません。なぜなら、以下の弱点があるからです。
水、熱、光に弱く酸化しやすいため、皮膚に浸透する前に壊れてしまう
肌のバリア機能によって阻まれてしまうため、そもそも皮膚に浸透しづらい
食事などで積極的に補っても、皮膚に届くのはわずか1%未満
体内に蓄積することができないため、一度に大量摂取しても体外に排出されてしまう
ビタブリッドCは酸化しない

山口さん
ビタブリッドCは肌の奥まで浸透する

山口さん
それは、このLDHが自然な皮膚呼吸の中で生じる汗などの老廃物と結合しようとする性質があるため、その代わりに中のビタミンCが放出&交換され、肌の奥へ浸透していくからなんです。
その証拠に、時間の経過とともにビタミンCが肌の奥に届いているという実験結果も確認されています。

凄く浸透してますよね!!?(驚)
ちょっと気になる点があるので、この部分については、また後ほど突っ込ませてください。
ビタブリッドCは継続的に効果が続く

山口さん
そのため、効果が約12時間続くというわけなんです。
山口さん

これまで、ビタミンCを化粧品に配合する際は、ビタミンCの分子構造を変えてビタミンC誘導体にすることによって、ビタミンCの弱点をカバーするのがほとんどでした。
ピュアなビタミンCそのものではなく、ビタミンC誘導体が多くの化粧品に配合されているのはそのためですよね。
山口さん
ですが、ビタブリッドCは、ビタミンC誘導体とはまったく違うものになります。
ビタミンC誘導体と何が違うの?
ビタミンC誘導体よりも浸透率が高い
山口さん
そのため、より奥深くまで浸透することが可能です。
この表の中に、ビタブリッドCを追加すると、ビタミンC誘導体よりもビタブリッドCの分子量が小さいことが分かりますね。
分子量 | ビタミンC含有率 | |
ビタミンC(アスコルビン酸) | 176.13 | 100% |
ビタブリッドC | 239.49 | - |
アスコルビルリン酸Mg(水溶性ビタミンC誘導体) | 289.54 | 60% |
アスコルビルリン酸Na(水溶性ビタミンC誘導体) | 358.08 | 49% |
APPS(両性ビタミンC誘導体) | 560.46 | 31% |
VC-IP(油溶性ビタミンC誘導体) | 1129.00 | 15.6% |
引用:ビタミンC誘導体分子量の秘密1
山口さん
しかし、ビタミンC誘導体は、付加する物質によって分子量が大きくなるため、肌のバリア機能に阻まれてしまう可能性が高くなります。
さらに、ビタミンC誘導体の場合は、酵素を使ってビタミンCを肌に届けるので、ビタミンCになれる量自体が限られてきます。
高浸透型ビタミンC誘導体とも言われていますが、思っていたよりもビタミンCの含有率が少ないことに驚きました。
ビタミンC誘導体よりも還元力が強い
山口さん

山口さん
還元力の大きさは、
ビタブリッドC >> アスコルビン酸 > APPS > 無添加
となっており、右端のビタブリッドCの色が最も薄く、還元力が最も強いことが見て取れると思います。
山口さん
実験結果を元に還元力の比率を割り出すと以下のようなグラフとなります。

ビタブリッドCの驚異的な還元力が一目瞭然です。
ビタミンC誘導体よりも美白効果が高い
山口さん
ビタブリッドC、APPS、ビタミンC(アスコルビン酸)を投与した際のメラニン生成の抑制効果を調査したところ、ビタブリッドCもAPPSも、メラニン抑制効果がほぼ同様に見受けられました。
純粋なビタミンC(アスコルビン酸)においては、投与量を約13倍にすることで、同様の効果を得ることができました。
つまり、不安定なピュアビタミンCは、やはり肌に浸透しづらいということになります。

山口さん
つまり、同様のメラニン抑制効果(80%以上)を得るためには、ビタブリッドCだと、APPSの45%の量、また、ビタミンCの10%の量だけ投与すれば良いということになります。
ビタブリッドCだと、
APPSの45%の量
ビタミンCの10%の量
で同様の美白効果を得ることができる
これは、ビタブリッドCが他と比較して、皮膚への浸透性が有利であるという証拠でもあります。
ビタブリッドCの分子量は「239.49」、APPSの分子量は「560.46」でしたよね?
ビタブリッドCは真皮にも浸透する
山口さん
よりビタミンCの効果を効かせたいのであれば、分子量というのは注目すべきポイントだと考えています。
表皮層に浸透する分子量:約3000まで
真皮層に浸透する分子量:約500
ビタブリッドCの分子量:239.49
先ほどのこの画像がすごく気になっていたのですが、やはりこれはビタブリッドCが真皮まで浸透しているということなのでしょうか!?

山口さん

この表皮だけではなく、真皮にもビタミンCの効果が届くなんて、通常の化粧品ではあり得ないと思っていたのですが……
分子量 | ビタミンC含有率 | |
ビタミンC(アスコルビン酸) | 176.13 | 100% |
ビタブリッドC | 239.49 | - |
アスコルビルリン酸Mg(水溶性ビタミンC誘導体) | 289.54 | 60% |
アスコルビルリン酸Na(水溶性ビタミンC誘導体) | 358.08 | 49% |
真皮に浸透するのは分子量約500まで | ||
APPS(両性ビタミンC誘導体) | 560.46 | 31% |
VC-IP(油溶性ビタミンC誘導体) | 1129.00 | 15.6% |
山口さん
水溶性ビタミンC誘導体は真皮に届かない
山口さん
一方、脂溶性のビタミンC誘導体は、油に溶けやすい性質があるので、肌の皮脂膜や角質層によく馴染み、真皮まで浸透します。水溶性ビタミンC誘導体のような即効性はありませんが、持続性が高く、肌への刺激が少ないというメリットがあります。
- 肌表面に素早く浸透する
- 即効性が高い
- 肌の奥にじっくり浸透する
- 持続性が高い
ということは、ビタブリッドCは油溶性ということなのでしょうか?
ビタブリッドCの性質や配合されている成分について教えてください。
ビタブリッドCの全成分を徹底解説!
ビタブリッドCの成分の配合目的
山口さん
アスコルビン酸、酸化亜鉛、ステアリン酸グリセリル、アセチルグルコサミン、ナイアシンアミド、セリン、ベタイン、加水分解コラーゲン、アデノシン、水、アラントイン
それぞれ詳しく解説していきますね。
…別名ビタミンC。強い抗酸化作用があり、美白やエイジングケア目的で配合される万能成分です。
…肌への働きとしては、収れん効果や消炎効果がある成分ですが、ビタブリッドCではアスコルビン酸を運ぶための重要な物質として配合しています。
…油性成分と水性成分を結合したもので、油とも水とも馴染むので乳化剤として使われています。
…ヒアルロン酸やコラーゲンの産出量の増加、皮膚水分量UPの効果をもたらす保湿成分です。
…ビタミン類の一種で天然成分の一つ。厚労省も認める美白成分です。
…タンパク質の元になっているアミノ酸の一種で、保湿効果が高い成分です。
…植物から抽出されるアミノ酸系保湿成分です。
…皮膚のバリアを強化して保湿&保水力を高めてくれる保湿成分です。
…UV-Bによる肌損傷の予防や、ビタミンCと共にコラーゲン合成を促進する成分です。
…抗炎症効果があり、肌の保水力強化につながる成分です。
次いで、ステアリン酸グリセリルという乳化剤。これは成分同士が上手く混ざり合うように配合されているものだと思いますが、油性が強い成分なので、3番目にステアリン酸グリセリルが配合されているということから、「真皮に届く(=油溶性)」という合点がいきました。
やはり成分というのは、それぞれの役割や目的を考えて配合されているんですね。
となると、ここで気になる点が……
ビタブリッドCは、手持ちの化粧品に混ぜて使用するというアイテムになっていますが、他のものと混ざることによって性質が変わって役割が低減したり、逆に悪い作用が起きたりすることはないのでしょうか?
ビタブリッドCの副作用は大丈夫?
ビタブリッドCで副作用はない
山口さん
市場では多くのメーカーの化粧品が市販されていて、みなさんさまざまなアイテムを使用しているかと思いますが、そういったものでテストなどもおこなっているのでしょうか?
山口さん
さらに、ビタブリッドCはICID(国際化粧品原料辞典)に登録され、国際的に安全性が認められました。
また、韓国化学試験研究院でも安全性をテストし、「急性毒性検査」「皮膚刺激」「飲んだ場合」「目に入った場合」「細胞の毒性」といった5つの検査にもすべてクリアしています。

長年、化粧品成分として使用実績のある原料として以下の規格の原料をできるだけ使用する。医薬部外品の他、ICID(国際化粧品原料集)に収載された原料。2
とありますよね。それに登録されたとなると、実質的な安心感がありますね。
しかし、ビタミンCと言えば、刺激を感じるという声も耳にしますが…?
ビタミンCの肌刺激は個人差あり
山口さん
ニキビの部位で起きれば抗炎症作用となるわけですが、このとき多少ピリピリした刺激を感じることがよくあります。
また、皮膚が乾燥した状態では、バリア機能が低下しているため、あらゆる刺激に過敏になっています。このような時は、ビタミンCの作用を痛みとして感じやすくなっています。
そのため、肌が極度に乾燥している方や肌が敏感な方は、ビタミンCの抗酸化力を刺激と感じることがあるようです。
ただ、ビタブリッドCは特殊なLDH構造によって、徐々にビタミンCが溶け出す仕組みになっているので、実は他のビタミンC化粧品よりもお肌への刺激はかなり少なくできています。
「他のビタミンC化粧品はダメだったけど、ビタブリッドCだと、ピリピリしなかった」というお声も多数いただいております。
でも、やっぱりビタミンCは美容効果が高いので、「乾燥肌や敏感肌でもビタブリッドCを使いたい」という方もいると思うんです。そういった場合に、おすすめの使い方はありますか?
ビタブリッドCのおすすめの使い方は?
肌刺激を抑える使い方
山口さん
少量ずつ使い始める
使用前に目立たない部位でパッチテストをしたり、少量ずつ使い始めて様子をみながら使用量を増やしていくと、急激な乾燥や刺激を避けることができます。
使用後は保湿をたっぷり
ビタブリッドC使用後は、保湿剤を重ね塗りするなどの入念な保湿をおこなうことで、肌の乾燥を防ぐことができます。
初めて使用する方は、まずはこういった方法から試していくと安心ですね。
効果をより高める使い方
山口さん
洗顔後すぐに化粧水と混ぜる
一番のおすすめは、洗顔後すぐの肌に化粧水と混ぜたビタブリッドCを使用する方法です。水やオールインワンゲルでもOKです。
ゲルは、ビタミンCを混ぜることで、とろみや粘度が変化することはありますが、成分には問題ありません。
「ニベアにビタブリッドCを混ぜると効果が凄い!」と話題にもなっていましたが、それについてはどうなのでしょうか?
ニベアとの併用は本当に効果が高いの?
ニベアと混ぜて効果が高くなることはない
山口さん
ただ、ビタブリッドCの効果を優先するなら、ニベアと混ぜるというよりは先にビタブリッドCをつけたほうが良いです。
ニベアと混ぜるのも問題はありませんが、油分が多すぎるものはビタミンCが多少溶けにくくなるため、ビタミンC自体の効果が低減する可能性があります。
ニベアと併用するなら、ビタブリッドCは化粧水に混ぜて使用し、上からニベアを重ねるのがおすすめです。
逆に、もったいなくはありますが、ビタミンCの効果を弱めたい(肌刺激を抑えたい)場合は、ニベアと混ぜて使うという手もアリかもしれませんね。
いろいろな質問にお答えいただき、とても勉強になりました。
さいごに、ビタブリッドCの購入を考えている方にメッセージをお願いします。
ビタブリッドからのメッセージ

お気に入りのアイテムの美容効果アップに
山口さん
でも、お肌は年々衰えていって、同じケアを続けているだけでは追いつかなくなっていきます。
そんな時に、ご自身のお気に入りのアイテムにビタブリッドCをちょい足しして、美容の可能性を広げてほしいなと思っています。
山口さん
強いて言うなれば、ビタミンCは皮脂コントロール作用があって乾燥しやすいので、保湿効果が高いものがおすすめです。
ですが、「ビタミンC=乾燥する」という認識はちょっともったいないので補足をしておくと、ビタミンCはコラーゲンの生成に不可欠な成分なので、肌の内側の土台部分の保湿には重要な役割を担っています。
ビタミンCには直接的な保湿効果はありませんが、肌の内側からうるおいのある状態に導いてくれるということも知っておいてほしいですね。
化粧品や成分のことを調べれば調べるほど、ビタミンCの美容効果を嫌というほど感じていたので、ビタブリッドCには大きな期待を寄せていました。が、それと同時に、さまざまな疑問を感じていたので、それがすべて解消されてとても勉強になりました。
実際、私の知人からも「ビタミンCを使いたいけど刺激が気になる」という声を聞いていたので、おすすめの使い方を教えてあげたいと思います。
脚注・出典:
